奈良県の書店「ほんの入り口」にて、12月26日開催の対話の入り口「私と社会の、あいだ」に引き続き、2日連続でイベントをすることになりました!
2日目の12月27日(金)は「ごとうにんシアターの入り口」です!
▪️日時 :12月27日(金)18時〜20時
▪️参加費:一般2,000円、学生:1,500円(前日の「対話の入り口」にご参加の方は1,000円)
場所 :ほんの入り口 奈良市船橋町1番地
▪️申し込み・問い合わせ:hon.iriguchi@gmail.com
(件名に「ごとうにんシアターの入り口参加希望」と書いた上で、①お名前②連絡先をご記入の上メールください)
ごとうにんシアター。「演劇の手法を使った対話のプロジェクト」と名乗ったりしています。
部屋で、路上で、自然の中で。自分史を、家族の歴史を、街の歴史を演じること。とある晩の食卓を、小学5年の夏休み特有の草木のにおいを、60年間の眠りにつく前の日記の連なりを再現すること。ワークショップで生まれては消えていく即興劇を、即興劇から紡がれていくワークインプログレスを、いろいろなケミストリーが思いがけず劇場にかかる瞬間を。どれがより優れているとかではなく、すべて等価に、楽しむ、慈しむ。そういった場の自然発生の連鎖。
構想としてはそんな感じだったのですが、いざ活動をはじめてみると、もっと正確にいうと立ち上げようとする直前あたりから、ごとうにんシアターという「場」を通じて、「セルフケア」に関する知見や実体験が、いろいろなところから自分のなかにやってきて、留まるようになってきました。
なので将来的には、ごとうにんシアターが「セルフケア大全」みたいなものにもなれたらいいのかなあ、という気持ちもあります。もちろん、わたし自身が、誰も彼もを、何もかもを抱え込んで面倒みようということではなく(そんなことは土台無理なのだから)、あくまでごとうにんシアターは、みんなが共助を持ち寄る青空市場として、中継地点のような場の開かれのひとつとして、そこに在る。「世界中のごとうにんを大切にする」という看板、無限遠を見据えてのスモールステップを、「ほんの入り口」店主の服部さんとは、神奈川と奈良から共時性をもって踏み出しはじめているよう気がしています。
頭の対話、体の対話、心の対話。「ごとうにんシアターの入り口」当日に3つとも出来たら素敵ですが、限られた時間の中で、来てくださった方の興味関心の方向になるべく添えるようなかたちで、ごとうんシアター仲間として一緒に関東から来てくれるなるさんとともに、対応していけたらと思います。プログラムとしては、前半は、なるさんや服部さんに聞き手になってもらったりしつつ、わたしの方から少しお話して、参加者のみなさんとの質疑応答やフリートークに繋げていけたらと思います。豊かな気づきの時間が続けば後半も対話ベースで場を耕していき、前半のお話の中で何か「メニュー」をやりたいという気運が参加者のみなさんから生じたら、後半にちょっと一緒に何かやってみていただいても素敵かなと思っています。
棚田浩章(ひろ)
「ほんの入り口」店主の服部健太郎さんも素敵な告知文を書いてくれました。
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2023年8月から2024年の12月にかけ、4回の開催を数える「対話の入り口」というイベントを共にしてくださっている棚田浩章さん。彼は学生時代からの演劇仲間でもあるのですが、まだ「ほんの入り口」という店名も決まっていなかった頃、2023年1月に始まったLINE上での猛烈なテキストの応酬の相方、というのも言い添えておきたい。「双子ちゃんラリー」と名付けられた膨大なやり取りの中で「ほんの入り口」の基礎が胎動し、また「ごとうにんシアター」も着想後10年間の眠りから覚醒したのでした。アホみたいにLINEでやり取りしまくる私たちの「テキスト中毒」が双子要素なら、ほんの入り口とごとうにんシアターもまた、他人とは思えないDNAレベルでの共通性を持っていると言えましょう。
ここで簡単に「ごとうにんシアター」とはこういったプロジェクトです、とご紹介したいところですが、どう頑張っても、「言葉数が過ぎる」ことが目に見えている、未熟なアタクシには手短にご案内できそうにありません(なんだったら、「棚田さんご自身でさえ一言では説明できないんじゃないか」と疑っております)。私がごとうにんシアターと関係すると思っているキーワードをいくつか挙げることで、その想定範囲をご想像してはもらえませんか。たとえば『プリズン・サークル』、たとえばオープンダイアローグ、たとえばプレイバックシアター、たとえばNVC、たとえば中動態、たとえば哲学対話。こんな風に並べてしまうと「美味しそうな概念のいいとこどりをしたいのかね、おほほ、おほほ」と嘲笑する声も聞こえてきそうですが、棚田さんは大真面目に、このあれこれの「美味しいところ」を全部取りして、というか「使える知恵」は何もかも動員して、世界中の「ごとうにん」を大切にするプロジェクトを進めていくつもりなのです。2年前に構想を聞いた時は「棚田にとっての演劇活動の応用なのかな」くらいに思っていた私も、今では棚田さんの妄想に登場する気満々で、楽屋で衣装を選んでいるところです。私自身も大切にされる「ごとうにん」の一人として、「ごとうにんシアター」に参加してゆこうと思っております。ご一緒に、いかが。
服部健太郎
「ほんの入り口」ホームページは下記
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